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日経平均は一時400円超す上げ:識者はこうみる - ロイター (Reuters Japan)

[東京 31日 ロイター] - 東京株式市場では、日経平均は上昇。前日比で一時400円を超す上げとなった。WHOが新型肺炎について国際的緊急事態と宣言したことで米国株が切り返して流れが変わり、東京市場もそれを引き継いだ格好だ。

1月31日、東京株式市場では、日経平均は上昇。前日比で一時400円を超す上げとなった。写真は都内の証券会社前で2018年9月撮影(2020年 ロイター/Toru Hanai)

市場関係者の見方は以下の通り。

●WHO宣言で新型肺炎に早期収束の期待

<野村証券・エクイティ・マーケット・ストラテジスト 澤田麻希氏>

WHOが新型肺炎について国際的緊急事態と宣言し、米国株が切り返して流れが変わっている。この宣言で早期収束の期待が高まったようだ。

一方、経済産業省が寄り付き前に発表した12月鉱工業生産指数速報も注目されている。新型肺炎の影響が反映されていない結果とはいえ、生産予測指数は1月が前月比3.5%上昇、2月が同4.1%上昇とV字回復が見込める内容だったことは注目できよう。

新型肺炎は、2月半ばに分水嶺を迎えそうだ。潜伏期間と中国による封じ込め開始時期を踏まえると、この時点で封じ込めの効果について明らかになる。それまで様子を見極めることになりそうだ。

きょうの動きでは、日経平均が2万3220円前後の5日移動平均線を終値で上回るかどうかが、相場の強さをみる上でポイントになる。

●売りの中身の精査必要

<東海東京調査センター シニアエクイティマーケットアナリスト 仙石誠氏>

きょうの日経平均株価は一時400円を超える上昇となった。前日の取引で大きく下げたことの反動だろう。売りの中身は短期筋の空売りや先物の売りが多いとみられ、買い戻しが入れば大きく上昇しやすい。

WHOが新型コロナウイルスによる肺炎について国際的緊急事態と宣言したものの、中国との取引や渡航の制限は勧告しなかった。貿易や渡航が禁止されれば世界経済への影響が拡大する可能性が高かっただけに、買い戻しのきっかけの一つになったとみられる。

足元で日経平均は上げ幅を縮小しているのは、春節休暇明けに再開する上海総合指数への警戒もありそうだ。ただ、外部環境や投資家心理を考えると十分持ちこたえている。

●平常心取り戻しつつあるが相場回復には時間

<東洋証券・ストラテジスト 大塚竜太氏>

前日に大きく下げた後に買い戻しが入った格好だが、そもそも前日の下落は新型肺炎への過剰反応だったとみている。ウイルスに対してインフルエンザ並みの対応でいいとなれば、次第にマーケットを覆う不安も後退し、実際に平常心を取り戻しつつあるのではないか。

ただ、ここで投資マインドが回復するとしても、いったん相場が大きく崩れたのは事実であり、それを修復するのは容易ではない。米国株式市場がこのまま持ち直すのであれば日本株も立ち直るだろうが、本格的に相場が回復するまで時間を要することになりそうだ。

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