普通なら全然大丈夫じゃないけど、孫さんなら大丈夫なんじゃない?
2019年11月の中間決算発表記者会見の場で、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長は「ボロボロ、真っ赤っかの大赤字」と、WeWork投資の失敗を堂々と認めました。
「これだけの赤字を出したのは創業以来のこと」「私自身の投資判断がいろいろな意味でまずかったことを、大いに反省している」と、「反省」「失敗」の言葉を連発。しかし結論は「大勢に全く異常なし。ビジョン変更なし、戦略変更なし。このまま粛々と前進するというのが、孫正義の決意であり、方針であります」と強気な孫正義節も炸裂。
え…孫さん大丈夫? と心配になりましたよね。冷静に、実際に大丈夫なのかな?
どうやら大丈夫じゃないらしい、というのが、米ウォール・ストリート・ジャーナル紙の見解です。
ファンドは目標額の半分しか調達できていない
2016年に設立された、運用総額10兆円規模、世界最大のVCとなったソフトバンク・ビジョン・ファンドは、WeWork、Uber、DoorDash、Slackなどのハイテクスタートアップ、ピザのロボット宅配企業Zumeなどに巨額の資金を投じてきました。
そして1080億ドル(約11兆5000億円)規模の「ビジョン・ファンド・2」を2019年7月発表しました。しかし関係者によると、このファンドの資金は当初の目標の半分しか調達できないのではないか、しかもその金額のほとんどはソフトバンク自身の出資になりそうとのことなのです。
出資元として頼りにしていたサウジアラビアの政府系投資ファンドやアブダビのMubadala Investment Co.なども、ここにきてWeWork惨敗問題もあって尻込みしているよう。
従業員解雇でポートフォリオ強化
そんな状況の中、ソフトバンクはコストを削減し迅速に利益を上げるために、企業のポートフォリオを強化し始めました。 WeWork、Oyo Hotels&Homes、Uber、食品配送会社のRappi、カーリース会社のFairなど、多くのビジョン・ファンドが投資する企業が損失を抑えるため、従業員の解雇を進めているそうですが…。
関係者によると、ビジョン・ファンドからすでに複数の幹部が去ったことが明らかになっています。ソフトバンクの、約500人の投資担当者のクビも危ういかもしれません。ビジョン・ファンドに参画している投資家は、出資金の使途を巡る発言権を求めています。
「このファンドは、他のものとは桁違いの規模で運用されていて、数十億規模の投資が数分で下されていた」そうです。資金集めは混迷を極め、外部コンサルタントによれば、その様子は「カオス」「個人至上主義」と表現される始末。
本日2月12日の16時から、ソフトバンクグループは2019年10~12月期決算を発表予定。業績の命運を握るソフトバンク・ビジョン・ファンドの近況が明らかになります。
孫さん自身は、テックに関して先見の明を持つと自負していて、スマートロボットの人口は今後30年で人類の人口を超えるだろうと宣言しています。300年の計画と216億ドルの財産を持つ孫さん、多少景気が悪かったところで「大勢に全く異常なし」なのかもしれません。
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February 12, 2020 at 01:15PM
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