ソフトバンクグループの2019年10-12月期(第3四半期)決算は、投資事業の ビジョン・ファンドからの営業損失が2251億円と2四半期連続の赤字となった。投資先の価値が下落した。
12日の発表資料によると、全体の営業利益は前年同期比99%減の25億8800万円となり、純利益も同92%減の550億円だった。 アリババ・グループ・ホールディングが香港市場に上場したことに伴い、3319億円の持分変動利益を計上した。
ビジョン・ファンドは第3四半期末時点で88銘柄を保有しており、投資先の公正価値は798億ドル(約8兆8000億円)としている。合計投資額は746億ドル。
10-12月期業績 |
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また、投資先企業のコーポレート・ガバナンスに関わる基準を明確化し、グループ投資方針を改定したとも発表。投資先の「取締役会の構成」「創業者・経営陣の権利」「株主の権利」「利益相反の回避」などに関連するものとしている。
今月に入り物言う株主として知られる米 エリオット・マネジメントがソフトバンクG株を30億ドル近く取得したことが分かった。関係者によれば、エリオットは現在のソフトバンクG株が保有資産に比べ割安とみており、最大200億ドルの自社株買いの実施を求めているという。
エリオットはビジョン・ファンドの透明性向上を図るため、投資プロセスを評価する特別委員会の設置も望んでいる。
米携帯電話子会社のスプリントを巡っては、ニューヨーク市の連邦地裁が11日、TモバイルUSによる265億ドル(約2兆9000億円)規模のスプリント買収計画を承認した。複数の州が買収阻止を目指して起こした訴訟は企業側の勝利に終わり、取引の完了日以降はスプリントはソフトバンクGの子会社から外れ、持分法適用会社になる見込みだ。
関連記事: スプリント買収承認、ソフバンクG孫社長にも朗報-1年ぶり急騰
(決算の詳細を追記します)
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February 12, 2020 at 01:21PM
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ソフバンクGのファンド事業が2四半期連続赤字、投資先価値下落 - ブルームバーグ
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