Search

米株式市場の「過熱」シグナル、急激な相場反転を不可避に - ブルームバーグ

RF markets stocks red crash

Photographer: samxmeg/iStockphoto

動く銘柄なら何でも買おうと 個人投資家が殺到していた米株式市場。今見られる急激な相場反転は、多かれ少なかれ避けられないものだった。

  これはブルームバーグ・インテリジェンスのジーナ・マーティン・アダムス氏が48時間前に発した警鐘だ。ちょうどその時点がS&P500種株価指数の3日連続安の起点で、同氏は投資家が過度に楽観的で、市場センチメントは過熱していたため相場反落の要因になるとみていた。

  同氏は「3月の安値からの力強い反騰で、ついにモメンタムの過熱シグナルが点灯した。極端に強気なオプションのポジションを加味すると、株式市場は短期的なもみ合い相場を経験する可能性が高いことが示唆されている」と9日に指摘していた。

  株式相場が買われ過ぎているように見えるヒントは多くあった。マーティン・アダムス氏は、S&P500種の14日相対力指数(RSI)が3月の相場上昇開始以来初めて買われ過ぎのしきい値を上回ったと指摘。また、CBOE株式プット・コール・レシオが2011年以来の低水準にあることにも言及していた。

Equity put/call ratio fell to the lowest in nine years

  S&P500種は8日、大恐慌以来最速となる50日の上昇局面のピークを付け、今年の下げを全て埋めた。ナスダック100指数は史上初めて1万ポイントの大台に乗せ、10日終値までには年初来で16%高を付けた。

  この上昇局面で個人投資家の動きは至る所で見られた。航空株やクルーズ株のほか 経営破綻した企業や、米国の人気ハイテク銘柄の総称である「FAANG」に似た名称の中国不動産会社の株にも熱狂的な買いが集まった。だがここにきて、個人投資家は負け組の側に立たされている。

  ロイヤル・カリビアン・クルーズやユナイテッド航空、 ボーイングなど、個人投資家好みの銘柄を集めたゴールドマン・サックスの株式バスケットは9日以来13%余り下落している。

S&P 500 and a basket of retail favorite stocks have shown close relationship

  モメンタムは週初、市場全般にわたって過熱していた。S&P500種構成銘柄のうち、14日RSIが8日終値時点で買われ過ぎを示す70を超えていたのは224銘柄と、1991年以来最多だった。

  ウェルズ・ファーゴ・インベストメント・インスティチュートのグローバル資産配分戦略責任者トレイシー・マクミリオン氏は、「これまで見られた相場反騰はファンダメンタルズに裏付けられていないため、反落は不可避だったように感じる。ファンダメンタルズ主導ではなく、ほとんどモメンタム主導だった」と指摘した。

The number of overbought stocks hit highest since 1991

原題:
‘Overheated Momentum’ Doomed Stock Market to Quick Reversal (1)(抜粋)

(第5段落以降を追加して更新します)

Let's block ads! (Why?)



ビジネス - 最新 - Google ニュース
June 12, 2020 at 05:45AM
https://ift.tt/2MSd0qs

米株式市場の「過熱」シグナル、急激な相場反転を不可避に - ブルームバーグ
ビジネス - 最新 - Google ニュース
https://ift.tt/2Q4ENIK
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

Bagikan Berita Ini

0 Response to "米株式市場の「過熱」シグナル、急激な相場反転を不可避に - ブルームバーグ"

Post a Comment

Powered by Blogger.