東京株、一時１万９０００円割れ＝１年３カ月ぶり、午前終値は２９３円安 - goo.ne.jp

１０日午前の東京株式市場は、幅広い銘柄が値下がりして始まった。日経平均株価の下げ幅は一時前日比８００円を超え、約１年３カ月ぶりに１万９０００円を割り込んだ。写真は株価を示す電光ボード＝東京・八重洲【時事通信社】

(時事通信)

　１０日午前の東京株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大や原油価格下落を嫌気し米国株が急落した流れを引き継ぎ、売りが優勢となった。日経平均株価は一時、前日からの下げ幅が８００円を超え、取引時間中では２０１８年１２月２６日以来、約１年３カ月ぶりに１万９０００円を割り込んだ。

　ただ、トランプ米大統領が減税などの大規模な景気対策を取る考えを表明。為替が円安方向に進むと輸出関連株などに買いが入り、日経平均は１万９６００円台まで戻すなど乱高下した。午前の終値は前日比２９３円１９銭安の１万９４０５円５７銭。

　市場関係者は「取引開始直後は売りが膨らんだが、トランプ大統領が発表する経済対策への期待感で売りがいったん止まった」（銀行系証券）と指摘。別の関係者は「新型肺炎に対する警戒感は続いており、不透明感が強い」（中堅証券）と話した。

　東京外国為替市場の円相場は、米国の時間外市場での米長期金利上昇を反映し、円を売ってドルを買う動きが見られる。午前１１時半現在は１０３円２３〜２３銭と前日比９７銭の円安・ドル高。　

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March 10, 2020 at 10:05AM
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