ボーイング、受注98％減 19年12月 - Aviation Wire

　ボーイングの2019年12月の引き渡しは35機（前年同月102機）、受注は3機（217機）だった。737 MAXの事故が大きく影響し、引き渡しは前年の65％減、受注は98％減と大幅に落ち込んだ。

737 MAXを発注したサウスウエスト航空（同社提供）

　引き渡しの内訳は737が6機（前年同月69機）、747が0機（0機）、767が3機（11機）、777が5機（5機）、787が21機（17機）だった。

　737のうち5機は旅客機の737-800で、このうち4機は中国東方航空（CES/MU）へ引き渡した。737 MAXは墜落事故が発生した3月10日以降は、翌11日に米航空機リース会社アビエーション・キャピタル・グループ（ACG）へ引き渡した1機以降、納入なしの状態が続いている。2018年12月は、737の引き渡し69機中51機が737 MAXだった。

　787のうち超長胴型の787-10は5機で、エティハド航空（ETD/EY）とユナイテッド航空（UAL/UA）に2機ずつ、シンガポール航空（SIA/SQ）に1機引き渡した。残り12機はすべて長胴型の787-9で、日本の航空会社では、日本航空（JAL/JL、9201）が1機受領した。

　受注は737が1機（前年同月194機）、747が0機（4機）、767が0機（1機）、777が0機（18機）、787が2機（0機）だった。

　737は737 MAXで、サウスウエスト航空（SWA/WN）から1機受注。787は、匿名顧客2社が787-8と787-9を1機ずつ発注した。

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明暗分かれた暦年オーダー＆デリバリー
・ボーイング19年納入、前年の半数以下に　737MAX事故響く（20年1月15日）
・エアバス19年、過去最高863機引き渡し　受注・納入ボーイング超えへ（20年1月14日）

オーダー＆デリバリー
・ボーイング、納入24機　受注63機　19年11月、サンエクスプレスが737MAX発注（19年12月11日）

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