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女川原発2号機「合格」 震災被災原発で2基目 - 日本経済新聞

女川原発は東北電力の原発で初めて、新基準に基づく安全審査に合格した=共同

女川原発は東北電力の原発で初めて、新基準に基づく安全審査に合格した=共同

原子力規制委員会は27日、東北電力女川原子力発電所2号機(宮城県)の再稼働の前提となる安全審査で、事実上の合格証となる「審査書案」をまとめた。新しい規制基準に基づく審査合格は東北電力の原発では初めてで、2011年の東日本大震災で被災した原発では日本原子力発電東海第2原発(茨城県)に続く2基目。再稼働には安全対策工事の完了や地元自治体の同意が必要で、20年度以降となる。

規制委は女川2号機の安全対策の基本方針について、新規制基準に適合していると判断した。一般からの意見公募などを経て、20年2月ごろに正式に合格が決まる。

11年の東京電力福島第1原発事故の後、全国の原発が定期検査などで順次停止した。事故の反省を踏まえてできた新規制基準に基づく審査に合格した原発のみ再稼働が認められる。女川2号機は大震災の影響で停止し、東北電が13年12月に安全審査を申請した。

合格は18年9月の東海第2原発以来で9原発16基目となる。事故を起こした福島第1と同型の「沸騰水型」の合格は東電柏崎刈羽6、7号機(新潟県)、東海第2に続いて3例目となる。

震災時、女川原発には東海第2の5.4メートルを大きく上回る最大13メートルの津波が押し寄せた。敷地の高さが14.8メートルだったことが奏功し、原子炉の冷却を続けることができ、福島第1のような事故には至らなかった。

東北電は1~3号機のうち、老朽化していた1号機の廃炉を決めて、2、3号機の再稼働を目指している。規制委が作った新規制基準では津波への対策を強化したほか、炉心溶融(メルトダウン)などの過酷事故への備えも求めた。

大規模な安全対策工事が必要になっており、女川2号機の安全対策に東北電は約3400億円を投じる。20年度の工事完了を見込んでいる。再稼働には原発が立地する宮城県、女川町、石巻市の同意が必要となる。

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