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米ハイテク株安で日本に波及も(先読み株式相場) - 日本経済新聞

7日の東京株式市場で日経平均株価は続落か。前週末の米株式相場の下落で投資家の強気姿勢が後退しており、日本株にも売りが続きやすいだろう。先週後半からハイテク株への売りがにわかに強まるなか、米ハイテク株のデリバティブ(金融派生商品)取引が各紙に報じられたソフトバンクグループ(SBG)の値動きにも警戒が必要だ。きょうはレーバーデーの祝日で米国の全市場が休場とあって、様子見ムードも広がりやすい。半面、ヘッジファンドなどが仕掛け的な売りに動けば、日経平均は節目の2万3000円を下回る可能性もあり、警戒が必要だ。

前週末4日の米株式市場で米ダウ工業株30種平均は続落し、前の日と比べて159ドル42セント(0.6%)安の2万8133ドル31セントで終えた。ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数がこの日も下落し、2日に付けた最高値から一時、10%近く下げた。ダウ平均の下げも600ドルを超す場面があった。8月の雇用統計で失業率が前月から低下し、市場予想も下回ったのを受けて、金融や航空など景気敏感株には買いが入った。

日米ともに関心が集まっているのがSBGの動向だ。「米ハイテク株のデリバティブ(金融派生商品)で数千億円規模の取引をしていることが分かった」と、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)や英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が4日、取引を知る関係者の話として伝えた。

報道によるとSBGはオプション取引でコール(買う権利)を約40億ドル(約4200億円)分購入していたという。ここ数カ月でコールの買いを増やしたとみられ、直近までのハイテク株高の一因になっていたともみられる。SBGについては「今後もコール買いを続ける方針」とも伝わったが、ハイテク株の調整色が強まるなか市場では逆回転への懸念も広がり、個人投資家による手じまい売りも出やすくなっている。

7日の東京市場ではSBGに運用環境の悪化を懸念した売りが出れば、日経平均の押し下げ要因になる。一方、2万3000円に接近する場面では押し目買いが相場を支えるという見方もあった。

日本時間5日早朝の大阪取引所の夜間取引で日経平均先物は上昇し、9月物は前の日の清算値と比べ30円高い2万3200円で終えた。

きょうは8月の中国貿易統計の発表が予定されている。

〔日経QUICKニュース(NQN) 尾崎也弥〕

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September 07, 2020 at 05:03AM
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