今日の株式見通し＝続伸、米国株高を好感 2万3000円台回復へ - ロイター (Reuters Japan)

［東京　１３日　ロイター］ - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、続伸が想定されている。オーバーナイトの米国株式市場はハイテク株に主導され幅広い銘柄に買いが入り、主要３指数がそろって上昇。東京市場でもその流れを引き継ぎ、日経平均は節目の２万３０００円台回復を試す展開となるとみられる。

日経平均の予想レンジは２万２９００円─２万３３００円。

１２日の米国株式市場は主要３指数が上昇。マイクロソフト(MSFT.O)、アマゾン・ドット・コム(AMZN.O)、アップル(AAPL.O)などのハイテク株に主導され、幅広い銘柄に買いが入り、ナスダック総合.IXICは２％を超える上昇となった。米国では決算発表がほぼ終了し、予想されたほど悪くなかったことで、市場の関心は与野党の協議が膠着している新型ウイルス対策のほか、１１月の米大統領選挙に移っているという。

現在のドル／円は１０６．８０円台で、前日午後３時時点の１０６．７０円台とほぼ同水準。シカゴの日経平均先物９月限（円建て）清算値は２万３１９０円、大阪取引所の夜間終値は２万３１７０円と、ともに前日の現物終値を上回っている。日経平均は米国株式市場の流れを引き継ぎ、２万３０００円台での推移となるとみられる。

三井住友ＤＳアセットマネジメントのシニアストラテジスト、市川雅浩氏は「１２日のフィラデルフィア半導体株指数（ＳＯＸ指数）は３％超高。直近ではバリュー株が買われグロース株が売られるという展開になっていたが、きょうは幅広い銘柄に買いが入るだろう」とみる。ただ、「米株を好感した上昇で、主体的な持続性はない。お盆シーズンでもあるため、２万３０００円を超えた後は達成感からの利益確定売りに押され上値が重くなる可能性もある」（同）という。

きょうは国内で三菱商事(8058.T)、富士フイルムホールディングス (4901.T)、電通グループ(4324.T)などの企業決算、米国では新規失業保険申請件数（労働省）の発表が予定されている。

前営業日終値 年初来高値 年初来安値

日経平均.N225 　 　　 22843.96 24115.95 16358.19

+93.72 2020年1月17日 2020年3月19日

シカゴ日経平均先物9月限 23190（円建て）

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