【NQNニューヨーク=古江敦子】28日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落して始まった。午前9時35分現在は前日比73ドル55セント安の2万6511ドル22セントで推移している。朝方に予想を下回る決算を発表した企業が売られ、相場の重荷になっている。コロナ対策の追加の経済対策を巡る与野党協議が難航するとの見方も売りを誘った。
4～6月期決算で売上高と1株利益が市場予想を下回った工業製品・事務用品のスリーエム（3M）が大幅に下げている。市場予想を下回る大幅減益となった外食のマクドナルドも安い。前日に経済対策への期待から買われた化学のダウなど景気敏感株は総じて売りが先行している。
米共和党の議会指導部は27日夕、1兆ドル規模の追加の経済対策案を発表した。焦点の失業給付の上乗せは減額する。3兆ドル規模の経済対策と失業給付上乗せの維持を求める民主党との協議が難航しそうで、法案成立の遅れが米景気回復を遅らせかねないと警戒された。
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July 28, 2020 at 08:53PM
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米国株、反落で始まる 予想下回る決算を嫌気 - 日本経済新聞
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