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東証寄り付き 続落、中国での生産活動に懸念 売り一巡後は下げ幅縮小 - 日本経済新聞

4日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日に比べ50円ほど安い2万2900円台前半で推移している。新型肺炎の感染者増加に歯止めがかからず、春節(旧正月)明けの中国現地での日本企業の生産活動やサプライチェーン(供給網)への影響が深刻になるとの警戒感が強まった。打撃が大きいとみられる自動車株の一角などに売りが続いている。

前日の米ダウ工業株30種平均は上値の重さが目立った。米サプライマネジメント協会(ISM)が3日発表した1月の米製造業景況感指数は、好不況の境目とされる50を6カ月ぶりに上回った。ただ新型肺炎の影響で先行きには不透明感があるとの見方も多く、世界的に運用リスクを積極的に取りにくいムードが広がっている。

日経平均は寄り付き直後に前日比100円超まで下落したが、その後は下げ幅を縮小している。パナソニックなど決算で業績改善の動きが見られた銘柄に買いを入れる動きがあり、全体を支えている。

JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は小幅に下落している。

個別ではホンダスズキトヨタアステラスKDDIソニーが安い。一方、第一三共京セラ花王が高い。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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