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「ノザキのコンビーフ」缶クルクル巻き取り鍵消える…70年ぶり刷新、容器メーカーの設備老朽化で(スポーツ報知) - Yahoo!ニュース

 食品メーカーの川商フーズ(東京)が、主力商品の一つとして知られる缶詰「ノザキのコンビーフ」の缶を70年ぶりに刷新することを15日、発表した。従来品は在庫がなくなり次第、販売を終える。

 シールで貼り付けられた付属の巻き取り鍵でクルクルと回しながら開けるのが特徴的な「枕缶」と呼ばれる台形型の缶が姿を消す。同社によると、従来のパッケージはタイで製造していたが、容器メーカーの設備が老朽化し、製造の継続が困難になったのが理由という。

 「ノザキ―」は1948年に発売。当初は瓶詰めだったが、50年に枕缶で発売されるようになった。台形をしているのは、面積が大きい側から肉を詰めることにより缶の中の空気を抜き、肉の酸化を防いで保存性を高める効果があるという。また、巻き取り型になっている理由について、同社は「当時の資料が残っていないので、正確なことは分かりませんが」とした上で、缶が台形で缶切りを使いにくいためと考えられるとした。

 現在、同様の開け方をする缶はほぼ見られず「コンビーフといえばクルクル回す」と愛着を持つ人も多い。その一方で、開け口が鋭利なため、指をけがする危険性も指摘されていた。

 3月16日から販売される新パッケージは「アルミック缶」と呼ばれる容器。底のカバーを外し、シール状のアルミ箔(はく)のふたをはがす形式となる。また、小家族化により従来の100グラムの内容量が多いという意見があることから80グラムに変更し、中身の脂質も減らす。これに伴い、希望小売価格は442円から426円に値下げ。アルミック缶は気密性が高いことから、賞味期限は従来より6か月長い3年6か月となる。

 ◆「K&K」でもリニューアル

 「K&K」のブランドで知られる国分グループ本社もこの日、コンビーフのパッケージのリニューアルを発表。「ノザキ―」と同じく、枕缶からアルミック缶に変更される。また、加工油脂の使用をやめ、黒毛和牛脂に変更。これにより、口当たりがまろやかになるという。

 ◆「ノザキのコンビーフ」アラカルト

 ▼意味は「塩漬け牛肉」 英語の「CORNED BEEF」を略して「コンビーフ」。塩漬けした牛肉を煮沸し、ほぐした後に油脂、調味料などを配合して作る。

 ▼原料は南半球から 牛肉は主に豪、ニュージーランド産。肩やモモの肉を使う。

 ▼ノザキとは 1948年に野崎産業から国産コンビーフ第1号として発売されたことに由来。同社は99年に川鉄商事と合併。2004年から川商フーズが取り扱う。

 ▼コンビーフの日 枕缶が特許登録された日にちなみ4月6日を登録。(登録年は1875年)

 ▼地球1周半 コンビーフとコンミート(馬肉と牛肉を混ぜた商品)の発売以来の累計販売数は9億577万個(2016年3月末現在)。缶を横に並べると6万3404キロの長さになる。

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January 16, 2020 at 05:37AM
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