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NY円、横ばい 1ドル=109円45~55銭 米中合意の署名にらみ上値重く - 日本経済新聞

【NQNニューヨーク=古江敦子】10日のニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいとなり、前日終値と同じ1ドル=109円45~55銭で取引を終えた。米雇用統計や米政府による対イラン追加制裁の発表を受け、午前は低リスク通貨とされる円は買いが目立った。だが、15日に米中が貿易協議の第1段階の合意書に署名する見通しとあって、リスク回避の動きは広がらず、午後にかけて円は売りが優勢となった。

昨年12月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比14万5000人増と市場予想(約16万人増)を下回った。平均時給の伸び率も市場予想に届かなかった。米景気への楽観がやや薄れ、円買い・ドル売りを誘った。

ムニューシン米財務長官が10日午前の記者会見で「イランが米軍のイラク駐留基地を空爆したことを踏まえ、イラン政府高官らに制裁を科した」と発表した。イランが報復措置に動きかねないと警戒され、リスク回避の円買いで一時は109円43銭まで円高が進んだ。

だが、円は買い一巡後にじり安となった。15日予定の第1段階の米中貿易合意の署名式を前に「投資家のリスク回避姿勢が弱まるとの思惑から、先回りして円を売りドルを買う動きがあった」(ブラウン・ブラザーズ・ハリマンのウィン・シン氏)という。

米景気の拡大基調が続くとの見方が根強く、円の重荷になった面もあった。米雇用統計については「失業率は低水準で、米雇用情勢は底堅さを維持している」(バンク・オブ・アメリカ)との評価も聞かれた。

円の安値は雇用統計が発表される直前につけた109円69銭だった。

円は対ユーロで3日続落し、前日比20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=121円75~85銭で取引を終えた。

ユーロは対ドルで上昇し、前日比0.0015ドル高い1ユーロ=1.1115~25ドルで終えた。米雇用統計が市場予想を下回ったため、ユーロ買い・ドル売りがやや優勢となった。この日の高値は1.1129ドル、安値は1.1087ドルだった。

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