楽天モバイルは1月23日、「無料サポータープログラム」の2次募集開始に合わせて、オリジナルスマートフォン「Rakuten Mini」を一部の楽天モバイルショップで発売した。価格は2万1800円(税込み)だ。
主な特徴
Rakuten Miniは、おサイフケータイ(モバイルFeliCa)を搭載するスマートフォンとして、世界最小かつ世界最軽量(2019年7月現在、楽天モバイル調べ)であることが特徴。ボディーサイズは約53.4(幅)×106.2(高さ)×8.6(厚さ)mmで、重量は約79gだ。
端末こそ楽天モバイルオリジナルだが、製造は中国Tinno Mobile Technology、輸入は同社の子会社であるWiko Japan(ウイコウ・ジャパン)が手がけている。
プロセッサはQualcommの「Snapdragon 439」で、メインメモリは3GB、内蔵ストレージは32GBを備える。microSDメモリーカードには対応していない。ディスプレイはHD解像度(720×1280ピクセル)の約3.6型TFT液晶を搭載している。
バッテリー容量は約1250mAhで、連続待受時間は最大約160時間、連続通話時間は最大約5.4時間(共にLTE通信時)となっている。外部接続端子はUSB 2.0 Type-Cで、充電用のACアダプターも付属する。
アウトカメラは約1600万画素センサーのシングル構成で、レンズのF値は2.0となる。オートフォーカス(AF)には対応しているが、手ブレ補正は備えない。
インカメラは500万画素の固定フォーカスセンサーで、レンズのF値は2.2となる。インカメラを使った顔認証も可能だ。
この機種で使えるSIMカードはeSIM“のみ”となる。従来のSIMカードには対応していないので注意しよう。なお、端末のアクティベーション(eSIMの書き込み)手続きの際には、インターネット接続されたWi-Fi(無線LAN)環境が必要となる。Wi-FiはIEEE 802.11ac/a/b/g/n規格に対応する。Bluetooth 5.0にも対応する。
モバイル通信の対応規格と周波数帯(Band)は以下の通り。
- FD-LTE:Band 1/3/18/19/26/28
- TD-LTE:Band 41
- W-CDMA:Band 1/6/19
LTE通信時の最高通信速度(理論値)は、下りが150Mbps、下りが50Mbpsとなる。VoLTE通話は楽天モバイルのみサポートする。
販売箇所
Rakuten Miniは、以下の楽天モバイルショップで「先行販売」という形態を取る。
- 恵比寿店(東京都渋谷区)
- 渋谷公園通り店(同)
- 池袋東口店(東京都豊島区)
- 名古屋栄店(名古屋市中区)
- 心斎橋店(大阪市中央区)
- 神戸三宮店(神戸市中央区)
その他の販路での発売については、追って発表される見通しだ。
新色「クリムゾンレッド」も4月発売
当初、Rakuten Miniはクールホワイトとナイトブラックの2色展開となる予定だったが、新色として楽天グループのイメージカラーである「クリムゾンレッド」が追加される。発売は4月を予定しており、価格は他の2色と同一となる見通しだ。
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