レオパレス21の大株主である投資会社レノ（東京・渋谷）は28日、レオパレスに対し求めていた取締役10人全員を解任する株主提案を撤回すると発表した。併せて求めていた新たに3人の取締役を選任する株主提案についても、取締役候補を1人に絞る案に修正する。レオパレスの経営権を巡る両社の争いは事実上、収束する見通しだ。
レノは著名投資家の村上世彰氏が関与するファンド。レオパレスの宮尾文也社長ら取締役10人全員の解任と、レノが推薦する取締役3人の選任を求めていた。レオパレスはレノの株主提案に「自己の利益を追求する目的」として反対していた。
レノによると、レオパレスが27日に公表した社外取締役2人を追加する会社提案を評価したという。レオパレスは27日、レノの要請を受けて臨時株主総会を2月27日に開き、社外取締役を2人追加する会社提案を提出すると発表していた。
レオパレスはレノの株主提案の変更について「想定外で困惑している」（関係者）としている。臨時総会は予定通り2月27日に開く方針だ。
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January 28, 2020 at 09:48AM
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村上氏系、レオパレスへの全取締役解任提案を撤回 - 日本経済新聞
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