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「プロの作戦」「スパイ映画」ゴーン被告逃亡は綿密 - 日刊スポーツ

日本当局の監視をくぐり抜け、レバノンに逃亡したカルロス・ゴーン被告。

綿密に計画された「プロの作戦」との驚きが世界を揺るがした。米警備会社が関与した可能性も浮上。被告の資金力を生かした作戦なのか、国家の支援があったのか。レバノン当局は国際刑事警察機構(ICPO)から身柄拘束の要請を受けた。多くの謎が残ったままで、事件の推移は予断を許さない。

▽スパイ映画

ロイター通信などによると、被告の逃走計画が練られたのは約3カ月前。被告はそのころ「家族と離れた日本での保釈生活に苦しんでいた」とされる。長年の友人で東京在住のイマド・アジャミ氏の証言や、レバノンのMTVなど現地報道によると、12月29日ごろ、ゴーン被告の都内の住宅でクリスマスの夕食パーティーが開かれた。アジャミ氏によると、その場には「米警備会社に所属する元米海兵隊員」ら、“救出作戦”のプロが居合わせていた。

パーティー参加者は計画を知らされず、終了後、プロによって被告は楽器の箱に隠され空港に移動。出国手続きもくぐり抜け、自家用ジェット機でトルコを経由して30日にベイルートに到着。事実なら目を見張る手際の良さで、英BBCは「スパイ映画」のようだと指摘した。

▽妻計画か

レバノンのメディアは「準軍事組織」や「西側の警備会社」が逃走を支援したとの観測を伝えた。レバノンには政府と関係が深い複数の民兵組織が存在するが、地元記者の1人は「レバノン政府の依頼で逃走支援を受ければ情報漏れにつながりやすい」として政府支援に否定的な見方を示した。

英紙によると、レバノン政府は被告の同国送還を外交ルートで日本側に要請していたというが、逃走支援についてレバノン外務省は「日本からの移動の経緯は知らない」と関与を否定している。

大富豪であるゴーン被告がその資金力で、元軍人や救出の専門家の支援を受けた可能性はある。妻キャロルさんは否定するが、フランス紙はキャロルさんの計画だと伝えた。

▽謎

楽器の箱に潜んで出国したのが事実なら、空港でのエックス線検査などをどう突破したのかが未解明だ。被告は関西空港から離陸したとの情報もある。ウィーン条約に基づいて荷物検査などが緩和される他国外交官の関与の可能性も排除されていない。

レバノン入国の際に被告は、フランスのパスポートとレバノンの身分証明書を所持していたという。レバノン当局は「合法な入国で、被告の訴追や取り調べ予定はない」との立場だが、ICPOの2日の要請を受けて、事情聴取を行う可能性も示唆した。(共同)

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