2020年9月8日の日本経済新聞朝刊1面に「世界の稼ぎ頭 激変」という記事がありました。上場企業の直近の決算をもとに純利益をランキングしたところ、リーマン・ショック以来となる大きな順位変動が起きていることが分かりました。コロナ下で伸びた企業の特徴は何でしょうか。
ここが気になる
伸びた企業として象徴的なのが世界9位になった中国のアリババ集団です(前年同期は43位)。コロナで外出を控える人が多くネット通販の利用者が増えたことなどが要因となり、4~6月の純利益は67億ドルでした。他にも米アマゾンや中国の京東集団など、ネット通販(EC)を手がける企業は順位を高めています。日本勢では巣ごもり需要でゲームの売れ行きが好調なソニー(128位→48位)と任天堂(1092位→117位)が順位を上げました。
業種別では情報通信が好調で、上位1000社に入ったのは97社(前年同期比+25社)でした。一方、コロナの影響を受けやすい素材エネルギーは124社(同-41社)に減少しました。トヨタ自動車は17位から76位に下がっています。金融業も苦戦しています。取引先の倒産に備えて貸倒引当金を計上したことなどが原因で、イギリスの金融大手HSBCホールディングスは25位から636位に順位を落としました。
純利益ランキングの1位はアメリカのバークシャー・ハザウェイ、2位はソフトバンクグループでした。いずれも投資の評価益や売却益が利益を押し上げました。企業の利益が全体に悪化したリーマン・ショック時と比べて、コロナ下では稼ぐ企業とそうでない企業の差が鮮明です。ECを強化して伸びた米小売り大手のウォルマート(12位)を筆頭に、企業のデジタル戦略が業績を左右するようになっています。
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20代編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。もっと詳しく知りたい人は9月8日の朝刊1面を読んでみてください。
この記事をまとめた人:渡部加奈子
2015年入社。保育・女性活躍の取材を経て、コンテンツマーケティングを担当。コロナ下で成長したな、と思うのはサッと副菜をつくるスキル。
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September 08, 2020 at 05:00AM
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