ソニーモバイルコミュニケーションズが8月26日、ミッドレンジスマートフォン「Xperia 8」のSIMロックフリーモデル「Xperia 8 Lite(J3273)」を発表。9月1日以降に一部のMVNOが発売する予定だが、ソニーストアでの取り扱いは予定していない。価格は約3万円前後。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色で展開する。
Xperia 8は、国内ではこれまでau、UQ mobile、Y!mobileが取り扱ってきた。Liteという名称が付いているが、基本的なスペックはXperia 8と同等。大きな違いは、圧縮音源をハイレゾ相当の音質に高める「DSEE EX」をサポートしていないこと。au、UQ、Y!mobileのXperia 8は発売当初は5万円台だったが、本モデルは端末価格をより手頃にしたことも加味して「Lite」を付けたという。
ディスプレイは、アスペクト比が21:9の約6.0型フルHD+(1080×2520ピクセル)液晶を搭載。ディスプレイの側面をダブルタップして、よく使うアプリや次に使いそうなアプリを呼び出せる「サイドセンス」にも対応。
アウトカメラは1200万画素の広角カメラと800万画素の望遠カメラで構成される。インカメラは800万画素。プロセッサはSnapdragon 630、メインメモリは4GB、内蔵ストレージは64GB。microSDスロットも備えている。容量2870mAhのバッテリーを内蔵しており、バッテリーへの負荷を軽減させる「いたわり充電」にも対応。
IP68の防水やおサイフケータイにも対応している。なお、Xperia 8のFeliCaマークはXperia 8 LiteではNFCマークに変更されているが、利用できる機能は同じ。3.5mmイヤフォンジャックも備えている。
サイズは約69(幅)×158(高さ)×8.1(奥行き)mm、重量は約170g。OSはAndroid 9をプリインストールしている。OSバージョンアップの時期は未定だが、ソニーモバイルによると、早いタイミングでのバージョンアップを予定しているとのこと。
なお、先んじて発表した「Xperia 1 II」「Xperia 1」「Xperia 5」のSIMロックフリーモデルと異なり、Xperia 8 LiteはデュアルSIMには対応していない。SIMロックフリーのXperia 1 IIはメモリとストレージが、Xperia 1と5はストレージがキャリアモデルから増量しているが、Xperia 8 Liteのメモリとストレージは据え置きとなっている。
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