日立製作所は11日、英センサー企業のパーペチュームを買収すると発表した。パーペチュームが持つ顧客基盤やセンサー技術を生かし、鉄道車両の保守サービス事業を強化する。買収額は数十億円規模とみられる。今秋には買収が完了する見通しだ。
パーペチュームは鉄道車内の振動を検出し、車輪やモーター、台車などの性能に関するデータを収集するデジタルセンサーを世界10カ国で提供する。収集したデータを分析して部品の潜在的な欠陥を把握することにより、車両事故を未然に防ぐ。これまで同社製センサーを搭載した約3000両の鉄道車両では、運行上の重大な故障は一度も起きていないという。
日立はあらゆるモノがネットにつながる「IoT」や、デジタル技術を使った効率的な保守サービス事業の強化を目指している。本買収を通じて収益性の高い保守サービス事業の拡大を狙う。(井原敏宏)
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August 11, 2020 at 09:08AM
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日立、英センサー企業買収 鉄道保守サービス事業強化 - 日本経済新聞
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