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新型コロナ:8月のユーロ圏PMI、再び低下 コロナ感染再拡大で - 日本経済新聞

ベルギーでは再び感染者数が増えている(18日)=ロイター

ベルギーでは再び感染者数が増えている(18日)=ロイター

【ブリュッセル=竹内康雄】IHSマークイットが21日発表した8月のユーロ圏の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.6と、前月から低下した。好不況を判断する節目の50を上回ったものの、市場予測(55程度)を下回った。

ユーロ圏の総合PMIは4月に13.6と過去最低を記録した後、回復を続け、7月には54.9と新型コロナウイルスの影響が出る前の水準を取り戻した。だが下落に転じたことで、景気回復が順調でないことを示した。

IHSのハーカー・エコノミクスディレクターは、新型コロナによって需要が落ち込んでいるのに加え、「感染者数の増加が回復を弱めている」とコメントした。新型コロナの影響が長引くとの先行きへの不安から、企業心理が冷え込んだ。

サービス業のPMIは50.1と4ポイント超下落した。各地で感染再拡大の兆しが広がっていることに伴い、一部の加盟国はマスクの着用義務や店舗の営業時間の短縮などの制限措置を再び導入し始めた。欧州連合(EU)は6月、感染状況が安定したとして移動や営業の規制を緩和したが、夏季休暇で移動が増えた結果、感染者数が増加に転じたとの分析も出ている。

製造業のPMIは51.7と、前月から0.1ポイントの低下に踏みとどまった。サービス業に比べると、新型コロナの製造業への影響は小さい。

ユーロ圏の域内総生産(GDP)は4~6月期に前期比年率換算で40.3%減の記録的な下落を記録した。7月以降は経済活動の緩やかな再開で景気回復を期待する見方もあったが、「今回のデータはV字回復はないというのを裏付けた」(独コメルツ銀行)。新型コロナ前の水準に戻るのは2022年以降との見方もある。

PMIの結果が予想を下回ったことで、金融市場では欧州の景気回復が遅れるとの懸念が広がった。ドイツのDAXやフランスのCAC40など主要株価指数は軒並み下落。為替もユーロを売って、ドルを買う動きが優勢になった。

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