2020年7月29日の日本経済新聞朝刊1面に「光海底ケーブル、日本案に」という記事がありました。インターネットに欠かせない海底ケーブルの整備が世界で進んでいます。南米とアジア・オセアニアを結ぶ初の光海底ケーブルについて、日本が提案したルートが採用されました。ニュースのポイントを振り返ります。
海底ケーブルはインターネットに欠かせないインフラです。国際通信の95%は海底ケーブルを経由しています。あらゆるモノがネットにつながるIoTや次世代通信規格5Gの普及で通信量が増えると見込まれており、拡充が課題になっています。全体の市場規模は2025年までに220億ドルに増える(20年は130億ドル)と米調査会社はみています。
海底ケーブルの計画を進めていたチリ政府は、日本の提案したルートを採用しました。チリからニュージーランドを経由し、オーストラリアのシドニーに達するルートです。中国が提案していた、チリと中国を直接結ぶルートは採用されませんでした。海底ケーブルの中継器から通信データが監視される恐れが指摘されており、中国のスパイ活動に使われることを懸念した米トランプ政権が、チリ政府に中国ルートを採用しないよう働きかけていました。
今秋にチリ政府が技術調査の最終報告を公表する見通しです。実施主体となる事業体の設立をへて、来年以降に入札が実施される見込みです。通信ケーブルや関連製品の受注では、提案ルートが採用された日本の企業が有利になります。海底ケーブル事業で中国の華為技術(ファーウェイ)が存在感を高めていましたが、日本ルートが採用されたことで日本企業にもチャンスが回ってきたと言えそうです。
20代編集者が同世代にむけて新聞の読みどころを発信する「朝刊1面を読もう/Morning Briefing」は平日朝に公開します。もっと詳しく知りたい人は7月29日の朝刊1面を読んでみてください。
この記事をまとめた人:渡部加奈子
2015年入社。保育・女性活躍の取材を経て、コンテンツマーケティングを担当。格安スマホに変えてからスムーズな通信環境のありがたみを実感した。
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海底ケーブルが重要な理由とは? - 日本経済新聞
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