新型コロナウイルスの影響で国際線を中心に大規模運休が続く中、日本航空(JAL/JL、9201)は空港周辺の地域で地上係員が手作りした子供用マスクの寄贈するといった活動を続けている。多くの国際線が運休・減便となっている成田空港では、JALグループでグランドハンドリング(地上支援)業務を担うJALグランドサービス(JGS)の社員が、地元で人手が足りなくなっている農作業を手伝っている。
JALは2018年に和郷(香取市)と共同出資会社JAL Agriport(JALアグリポート)を成田市内に設立。休耕地を活用した観光農園や、地元の食材を使ったレストラン「DINING PORT 御料鶴(ごりょうかく)」を運営している。JGS社員の農作業支援は、JAL Agriportを通じて成田空港近くの横芝光町で「白砂ねぎ」を手掛ける農業生産法人GREEN GIFT(グリーンギフト)の畑で実施している。
普段は成田空港で貨物の搭降載を担当しているJGSの髙橋陸さんは、5月からGREEN GIFTの畑で農作業を手伝っている。雑草の除去や農機具の洗浄などをこれまでやってきて、取材した6月12日は収穫作業を初めて手伝うという。「普段も体を動かす仕事ですが、低い姿勢が大変。商品を傷つけないように気をつけて作業しています」と話す。髙橋さんが農作業をするのは、小学校の授業で体験して以来だといい、GREEN GIFTのスタッフから指導を受けながら収穫していた。
髙橋さんの場合、午前9時から午後6時まで休憩を挟みながら週3日ほどネギ栽培を手伝う。千葉県出身の髙橋さんは、成田空港近くでネギを栽培していることは知らなかったという。
地元出身のJAL成田空港支店の真行寺誠副支店長は、これまでも成田空港周辺での農業支援に携わってきたが、ネギ栽培の手伝いはコロナがきっかけで始めたという。「空港周辺の9市町で何かできないかと、母の日の近くではカーネーションのラッピングを地上係員が手伝いました」と、グループ社員が得意とする分野を中心に手伝うようにしているという。
JALによると、農業支援は4月23日からスタート。これまでに干し芋づくり、サツマイモや落花生の栽培の手伝いなどを行っており、先述のカーネーションのラッピングはJALのグループ会社JALスカイの地上係員が手伝った。
収穫を終えた髙橋さんは、「普段はお客様と直接ふれ合う仕事ではないですが、これから一掃丁寧に扱いたいです」と、今後の復便で“本業”である貨物の搭降載に携わる際、農作業の経験を生かしたいという。
*写真は6枚。
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