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ウニ・毛ガニ・牛肉…コロナで北海道の高級食材が手頃に - 朝日新聞デジタル

 新型コロナウイルスの影響で、有名レストランやホテル向けの高級食材が余っている。「おいしいモノがあるのに売り先がない」と、北海道の業者がウニや毛ガニ、牛肉をインターネットを通じて割安な価格で消費者に販売する動きが広がっている。(長崎潤一郎)

三つ星シェフも御用達 函館の朝どれ鮮魚を直送

 函館の卸売市場で仕入れた鮮魚を東京などの高級レストランに直送している「マルヒラ川村水産」(函館市)は3日から、家庭向けに水産物の詰め合わせを届けるサービスを始めた。

 1万円(1万4千円相当)のセットは、函館か奥尻島の塩水ウニ、朝ゆでの毛ガニ2匹、天然ヒラメ、マダラの昆布締めの4種が入る。2万円(2万5千円相当)のセットには、天然のエゾアワビ(5個)も付く。

トランプ大統領の長女イバンカ氏にも提供

 神経締めなどの技術を駆使し、鮮度を保ったままの海の幸は、普段は高級ホテルやミシュラン三つ星のすし店に販売している。アワビは2017年に来日した米トランプ大統領の長女イバンカ氏にも提供されたという。

 だが、4月以降は販売先が相次ぎ休業し、1日60~70件あった注文が一時はゼロに。緊急事態宣言の解除後も注文は1日10件程度に落ち込んでいるといい、家庭向けの直送サービスを始めることにした。川村淳也社長は「プロの料理人向けの『本物』の食材を家庭で楽しんでほしい」と話す。

 注文はクラウドファンディングのサイト(https://camp-fire.jp/projects/view/288561別ウインドウで開きます)で受け付け、寄付の返礼品として届く。

肩ロースのステーキ肉は4割引

 販売先を突然失ったのは牛肉も同じ。畜産大手ノベルズグループのノベルズ食品(北海道上士幌町)は、看板商品の「十勝ハーブ牛」のネット通販に乗り出した。和牛と乳牛を掛けあわせた交雑種で、エサにハーブを混ぜて通常の牛より半年から1年長く飼育し、赤身と脂身のきめ細かな肉質が特徴という。

 だが、こちらも首都圏や関西圏のレストランやホテルからの注文が激減した。販路開拓のために立ち上げた消費者向けのサイト(https://nobelsfood.com/別ウインドウで開きます)では、肩ロースのカットステーキ(400グラム)の価格を、通常の4割引きの3888円に設定している。「利益は度外視」という。

 レストラン向けの需要は徐々に回復しているが、いまもホテルからの注文はほとんどなく、肩ロースのステーキ肉は300キロ近い在庫が残っているという。担当者は「十勝ハーブ牛を多くの消費者に知ってもらい、収束後はレストランにも足を運んでほしい」と話す。

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