第1、第2ターミナルとも一部保安検査場を閉鎖
新型コロナウイルスの感染拡大にともなう需要減退などの影響をうけ、国内の航空会社は国際線、国内線ともに利用者が大きく減っている状況です。
特に、日本全国を対象とした緊急事態宣言が発出された2020年4月16日(木)以降は、より一層この影響が甚大です。航空各社によると、宣言下にあたる同年のゴールデンウイークにおける国内線航空券の予約率は大きく減っており、なかには平年の10%程度まで落ち込んでいる航空会社もあるそうです。
日本の空港のなかで利用者が最も多い羽田空港も、その影響を大きく受けています。宣言発出の翌日にあたる4月17日(金)、3つある同空港ターミナルのうち、国内線が就航する第1、第2ターミナルにて、平時とは大きく違った様相を見てきました。
国内線エリアの出発フロアにある保安検査場は、4月17日から一部が一時閉鎖されています。第1ターミナルは6か所ある検査場の北側3か所、第2ターミナルの国内線エリアは4か所ある検査場のうち、南側の2か所が閉じられていました。
なお、第2ターミナルは同年3月29日から南側のエリアが拡張され、そこでANA国際線の対応も始まっていましたが、このエリアも一時閉鎖されていて、国内線エリアとの境目はシャッターで区切られていました。
館内閑散 駐機場は異様 羽田空港に投入されたアイテムとは
羽田空港の国内線エリア内には、飲食店やコンビニだけでなく、衣料品店や書店、雑貨店など多くの店舗が、各ターミナルの中央部を中心に軒を連ねていますが、この日は数店の飲食店、コンビニ、薬局を除いた大半が営業を休止していたほか、残った店舗も営業時間の短縮などが行われていました。そこを行き交う人も全くないか、いても数えられる程度といったところです。
そして、展望デッキからの光景は平時と大きく違うもので、ターミナルから離れたエリア数か所に、国内航空会社の飛行機がズラリと並んで駐機しています。なかには誘導路に駐機している機体もあるほどで、減便で飛行機を飛ばすことができない現況を物語っています。なお4月23日(木)には、これらデッキの一時閉鎖が発表されています。
羽田空港を運営する日本空港ビルデングはこうした現状について、「お客さまおよび従業員の健康と安全確保、感染拡大防止の観点」もあり、稼動するエリアを絞ることで、人の動きをコントロールする狙いがあるといいます。
このほか同空港では感染拡大防止策として、国土交通省からの要請を受け、国内線エリアの保安検査場前に体温確認用のサーモグラフィーを設置しています。新型コロナウイルスの感染者が飛行機に搭乗する可能性を下げる効果が期待されます。
また利用者がいない夜間、日本の空港で導入されているのはまれな「消毒作業ロボット」が、壁や床に消毒液を噴霧しています。日本空港ビルデングによると2020年4月現在このロボットは、バスを待っている利用者の待機スペースが多数設けられているという、第1ターミナルの1階到着ロビーで試験運用されており、今後はロボットの量産、対応フロアの拡大を検討しているとのことです。
乗りものニュース編集部
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