日銀国債買い入れ､５－10年を3500億円に据え置き―月間頻度増でも - ブルームバーグ

日本銀行は６日午前の金融調節で、残存期間５年超10年以下の国債買い入れオペの金額を据え置いた。新型コロナウイルスの感染拡大で金融市場が不安定な中、今月のオペ運営方針で同年限の回数を増やしており、金利上昇を抑える姿勢を示したとみられている。

　　日銀は午前10時10分、残存５年超10年以下の国債買い入れオペを3500億円と、前回と同額で据え置いた。４月の同年限オペは月４回から５回に増やすため、月間ベースでは増額となる見通しだ。

　　みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリストは、この日の残存５年超10年以下の国債買い入れオペについて、ほぼ予想通りとした上で、「オペの回数も増やして、金利が急上昇することを事前に抑止する目的があるだろう」との見方を示した。

　　同時に通知した残存１年以下の買い入れは800億円と、前回の500億円から増額された。同年限のオペの回数も月２回から３回に増やしている。変動利付債は1000億円で据え置き。

(第３段落に市場関係者のコメントを追加して更新します)

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