債券相場は下落が予想されている。前日の米国債市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行する見通し。半面、新型コロナウイルスの感染拡大懸念によるリスク回避の動きに加え、20年国債入札が無難に通過するとの観測が相場を下支えする可能性がある。
長期国債先物(6月物) | 154円40銭台前半~154円70銭台半ば(前日154円75銭) |
新発10年物国債(357回債)利回り | マイナス0.075%~マイナス0.05%程度か (前日マイナス0.075%) |
先物夜間取引から中心限月となった6月物は一時154円82銭まで上昇する場面があったが、米長期金利の上昇に連れて軟調な推移となり、154円53銭まで下落。結局は前日の日中取引終値比20銭安の154円55銭で引けた。
市場関係者の見方
東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト
- きょうの債券相場は下押し後に戻す展開とみる
- 日本銀行のマイナス金利深掘りを予想する関係者は少ないが、きのう英中央銀行が 緊急利下げに踏み切り、きょう欧州中央銀行(ECB)が動くと状況は変わりかねない
- 20年債入札に一部最終投資家は妙味を見いだすだろう
- 先物中心限月の予想レンジは154円43銭~154円75銭
20年債入札
- 発行予定額は9000億円、11日の入札前取引は0.21%
- SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
- 米国の財政積極化の可能性や日銀による上場投資信託(ETF)買い入れの増額観測があっても簡単にはリスクオンに転換しない状況のため、消去法的にアウトライトの買いで入札に臨むことになるだろう
- 流れる可能性はあるものの、資金需給を踏まえると下値は限定的とみる
- 備考:過去の20年債入札の結果一覧
海外市場の流れ
- 11日の米10年物国債利回りは前日比7ベーシスポイント(bp)高い0.87%程度
- 一方、米株式相場は大幅反落。新型コロナウイルスに関して世界保健機関(WHO)が「 パンデミック」(世界的な大流行)を宣言したことで売りが加速し、ダウ工業株30種平均は弱気相場入り
ビジネス - 最新 - Google ニュース
March 12, 2020 at 05:41AM
https://ift.tt/33cKjfi
債券下落か、米長期金利上昇で売り先行-20年入札は無難通過との見方 - ブルームバーグ
ビジネス - 最新 - Google ニュース
https://ift.tt/2Q4ENIK
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "債券下落か、米長期金利上昇で売り先行-20年入札は無難通過との見方 - ブルームバーグ"
Post a Comment