「武漢肺炎」の影響で韓国の自動車部品メーカーは中国工場での操業を相次いで中断し、韓国の自動車産業の生産に影響を及ぼし始めた。双竜自動車は4日から平沢工場の生産ラインで稼働を中断する。現代・起亜自動車も先週末から蔚山、華城、光州の工場で減産に入った。中国製部品は代替調達先を確保することが難しく、事態が長期化すれば、大きな打撃となり得る。一方、中国以外の地域にグローバルな部品調達網を確保しているルノーサムスンと韓国GMは特に影響がないという。行き過ぎた中国偏重のリスクが現実となった格好だ。
中国の内需市場が停滞し、生産やサプライチェーンが断たれると、韓国が最も大きな影響を受ける。韓国経済は輸出入が国内総生産(GDP)の87%を占めるほど対外依存度が高く、とりわけ中国だけで輸出全体の25%、輸入全体の21%を占める。韓国経済は長年中国特需に安住し、過度に中国に依存する偏った構造となってしまった。衣料、化粧品、農水産物、生活用品などの業種は対中輸出の割合が60-80%にも達する。観光・旅行産業は中国がせきをしただけでも生死に関わる状況だ。産業だけでなく、人的な依存も深まっており、韓国を訪れる外国人に占める中国人の割合が30%台半ばにまで高まり、外国人労働者の36%は中国人だ。建設現場や低賃金業種、療養施設などは中国人なしでは運営できない状況となった。韓国に来る留学生の半数が中国人であり、一部地方大学は中国人留学生なしでは経営が成り立たない。
中国の経済成長率が1ポイント低下すれば、韓国の成長率が0.5ポイント低下し、13万人分の雇用が失われるという。武漢肺炎の問題が長期化すれば、韓国の消費が0.3-0.4%落ち込むとの分析も聞かれる。中国はそれを韓国に対する交渉カードに遠慮なく使ってくる国だ。3年前、中国が終末高高度防衛ミサイル(THAAD)問題で報復に出た際、韓国が受けた被害は10兆ウォン(約9100億円)に達した。中国は体制の性格上、いつリスクに突然変異するか分からない。武漢肺炎はその一例にすぎない。今からでも長期的な計画を持ち、対中依存度を抑えるべきだ。対応を誤れば、国が中国の捕虜になりかねない。
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February 04, 2020 at 07:40AM
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【社説】過度の中国市場依存、「中国リスク」ますます拡大 - 朝鮮日報
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