6日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、前日比483円63銭(2.07%)高の2万3803円19銭で終えた。円安・ドル高の進行で景気敏感株を中心に幅広い銘柄に買いが入った。新型肺炎への警戒感がやや和らぎ、前日の米株式相場が大幅に上昇したのも支援材料になった。
5日の米株式市場でダウ工業株30種平均の上げ幅が480ドル超となり、投資家が運用リスクをとりやすくなった。市場では米大統領選に向けたアイオワ州の民主党の党員集会で、中道派のブティジェッジ氏が優勢を維持しているのが一定の買い安心感につながっているとの見方があった。
円相場が1ドル=109円台後半まで下げるなかで輸出関連株などへの買いが膨らみ、日経平均の上昇に拍車がかかった。
感染拡大の続く新型肺炎を巡っては、5日にロイター通信が中国メディアを引用し「中国の大学の研究者が効果的な治療薬を発見した」などと伝えた。「世界保健機関(WHO)がワクチンや治療薬の開発に向け、11~12日にジュネーブで専門家会合を開く」とも伝わり、警戒感がやや和らいだ。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も大幅続伸した。
前引け時点の東証1部の売買代金は概算で1兆2863億円、売買高は7億7543万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1927と、全体の約9割を占めた。値下がりは187銘柄、変わらずは45銘柄だった。
ソフトバンクGやファストリなど値がさ株への買いが目立つ。三井化学や川重が大幅高。協和キリンやデンカも高い。ZHDや日清紡HDも買われた。一方でフジクラやディーエヌエは安い。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
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February 06, 2020 at 07:15AM
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日経平均が大幅続伸、上げ幅一時400円超 米株高で - 日本経済新聞
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