東証寄り付き 続伸、390円高 景気敏感株中心に買い - 日本経済新聞

6日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は大幅続伸し、前日に比べ390円ほど高い2万3700円近辺で推移している。新型肺炎への懸念がやや後退したことや前日の米株式相場の大幅上昇を受けて、投資家が運用リスクをとる動きを強めた。景気敏感株を中心に幅広い銘柄に買いが入っている。

前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均が前日に比べ483ドル上昇したほか、ナスダック総合株価指数とS&P500種株価指数は最高値を更新しており、国内市場にも買いが波及した。

5日にロイター通信が中国メディアを引用し「中国の大学の研究者が新型肺炎に効果的な治療薬を発見した」などと伝わった。「世界保健機関（WHO）がワクチンや治療薬などの開発に向け、11～12日にジュネーブで専門家会合を開く」とも伝わっており、新型肺炎に対する警戒感が和らいだ。

外国為替市場で円相場が1ドル=109円台後半と円安・ドル高が進行しており、トヨタやホンダなど輸出関連株の買いが指数を押し上げている。JPX日経インデックス400と東証株価指数（TOPIX）も続伸している。

川重やIHI、出光、JXTGなど高い。ニコンや三菱マも上昇。一方でサイバーや富士通が安い。大幅な減損損失の計上を発表したディーエヌエは大幅安となっている。

〔日経QUICKニュース（NQN）〕

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