野村ホールディングス(HD)は、ブティック型投資銀行の米グリーンテック・キャピタル・アドバイザーズを買収することに合意した。米国でのプレゼンス拡大を図る。
グリーンテックはUBSグループの投資銀行部門共同責任者を務めた経歴を持つジェフ・マクダーモット氏が2009年に創業。サステナブル投資を専門とする。 マッコーリー・グループやゴールドマン・サックス・グループなどによる風力・太陽光発電所投資を助言した実績がある。野村HDの発表資料によると、買収手続きは来年3月31日に完了する予定。条件は明らかにしていない。
買収後、同社は「ノムラ・グリーンテック」とブランド名を変え、新チームにはニューヨークとサンフランシスコ、チューリヒの従業員70人以上が参加する。マクダーモット氏は電話インタビューで、アジアで低炭素の代替エネルギーインフラ分野の「壮大な発展」が見込まれるため同チームを拡大する計画だと述べた。
野村HDの米州担当投資銀行部門責任者、マイケル・リントール氏は電話インタビューで「グローバルな投資銀行部門の成長と米州でのプレゼンス向上、アドバイザリー事業の拡大を目指す」と述べ、「今回の取引により、これらの目標をすべて達成していく」と語った。
モーニングスターのアナリスト、マイケル・マクダッド氏は「銀行や商社など多くの日本企業が海外の再生可能エネルギー関連資産への投資を重視する中で、一段の成長のために米国での投資銀行業務の強化を目指す野村にとって、今回の買収は理にかなっているように思える」と述べた。
野村HD投資銀行部門グローバル・ ヘッドの赤塚庸執行役員は、12日に都内の本社で会見し、サステナブル投資は「日本の顧客のニーズが高い分野」として、今回の買収は商品や地域面で補完性が高いと説明した。買収金額についてはコメントを控えた。
今後の買収方針について赤塚氏は、米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの欧州事業買収などにより欧州、アジアで強い事業基盤ができてきているとし「米国の規模を上げたい。個人やチームの採用のほか、買収はこれからも検討する」と述べた。
同様に環境・社会・企業統治(ESG)への同社の情報発信強化の一環として9日付で「野村サステナビリティ研究センター」を設立したとも発表。野村資本市場研究所主任研究員、江夏あかね氏がセンター長に就任した。会見に同席した江夏氏によると、当面は同研究所の研究員20人強がセンターの業務を兼任するほか、外部アドバイザーなどから幅広く知見を集める方針だ。
原題: Nomura Buys Boutique Investment Bank in Bet on Greener Deals(抜粋)
(東京での会見内容を追加して記事を更新します)
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December 12, 2019 at 05:57AM
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