世界の債券相場は2日、売り浴びせの後に下げ渋った。 主要国経済に回復の兆候が見られたものの、米国の製造業統計が弱い数字となったほか、ホワイトハウスが米中貿易合意に向けたハードルの高さを投資家に再認識させた。
中国と欧州の製造業統計の回復が2日の国債相場を直撃し、世界経済成長が安定化するとの期待感で債券利回りは上昇した。ドイツ国債利回りは大幅上昇したが、米供給管理協会(ISM)が発表した11月の製造業総合景況指数が予想外の低下を示したため、米10年債利回りは2週間ぶりの高水準の1.86%で頭打ちとなった。ホワイトハウスは対中関税を引き上げる構えを再び示した。
2日の強弱対照的な経済指標を受けて債券相場は反発することなく足踏みした。世界経済指標に改善の兆しが見える中、米連邦準備制度は一層の利下げには消極的なだけに、今年成果を上げてきた押し目買い戦略は正当化しにくい。直近の米経済指標は経済成長が盛り返していないことを示しているものの、他の主要国の緩やかな回復がリセッション(景気後退)懸念の緩和につながっている。安全資産の相場上昇をもたらしていたのは景気悪化への懸念だった。
モルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメントのポートフォリオマネジャー、ジム・キャロン氏は利回りについて、「重要なのは最低を更新してはいないということだ。階段を上るように上昇していくパターンを目にするだろう。2020年にかけて景気は回復していく」と指摘した。
世界経済が緩慢ながらも安定した成長に向かうとしたキャロン氏の見通しは、米国債相場の最近の動きに反映されている。ここ1カ月の売り浴びせで今年の輝かしいリターンは目減りしたが、それでも利回りは取引レンジを上抜けできずにいる。ブルームバーグ・バークレイズ米国債指数の19年のリターンは依然としてプラス7.5%と、11年以来最高のパフォーマンスとなる方向にある。
原題:
Global Bond Sell-Off Pauses as U.S. Data Puncture Growth Outlook(抜粋)
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December 03, 2019 at 09:35AM
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