債券下落か、米中合意で米長期金利が大幅上昇ー10年ゼロ％攻防との声 - ブルームバーグ

債券相場は下落が予想されている。米中貿易交渉が第１段階の条件で合意したとの報道を受けて米長期金利が大幅上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行する見通し。日本銀行がこの日に実施する中長期ゾーン対象の国債買い入れオペを材料視する声もある。

長期国債先物（３月物）	151円90銭台後半～152円10銭台後半か（前日152円39銭）
新発10年物国債（356回債）利回り	マイナス0.01％～プラス0.005％程度か （前日マイナス0.025％）

　　先物夜間取引で３月物は152円43銭まで上昇した後、米国債相場の急落を受けて売りが優勢となり、一時は151円91銭まで下落。結局は152円09銭と、前日の日中取引終値比30銭安で引けた。

市場関係者の見方

東海東京証券の佐野一彦チーフ債券ストラテジスト

• 米中貿易協議の第１段階の合意、15日期限の第４弾関税引き上げの見送り、さらに過去の引き上げの一部撤回という流れになり、一定には織り込んでいてもやはりリスクオンが先行しよう
• 10年債利回りはゼロ％の攻防となる一方、20年債の0.30％台の押し目を待っていた投資家には好機
• 今日の相場は下落、カーブはフラット化を予想。日銀の国債買い入れも材料
• 先物中心限月の予想レンジは151円99銭～152円18銭

日銀オペ

• 対象は残存期間１年超５年以下と５年超10年以下
• 前回の買い入れ額は残存１－３年が4200億円、３－５年は3400億円、５－10年は3500億円と、それぞれ据え置き
• 備考：過去の日銀オペの結果一覧

海外市場の流れ

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December 13, 2019 at 05:30AM
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