日立製作所が上場子会社の日立化成売却を巡り、昭和電工に優先交渉権を与えたことが明らかになった。昭和電工は26日、「企業価値向上を目的に、日立化成の株式取得を含め、常にさまざまな検討を行っている」とのコメントを発表した。日立製作所は同日、「企業価値向上に向けて様々な検討は行っているが、現時点で決定した事実はない」と発表した。
26日の東京株式市場で、日立化成株は一時、値幅制限の上限（ストップ高）となる前日比600円（17%）高い4065円まで上昇した。買収価格は足元の株価に一定の価格が上乗せされるとの見方から買いが集まった。一方、昭和電工株は買収に向けエクイティファイナンス（新株発行を伴う資金調達）を実施するのではないかとの観測から、一時9%下げた。
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November 26, 2019 at 10:43AM
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昭和電工「株式取得含め、様々な検討」とコメント 日立の日立化成売却で - 日本経済新聞
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