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債券は下げ幅拡大、30年入札結果低調で売り-利回りはスティープ化 - ブルームバーグ

債券相場は大幅安。米中貿易協議の進展期待を背景としたリスク選好の流れに加えて、この日に実施された30年国債入札が低調な結果となったことを受けて売り圧力が強まった。

  • 新発20年債利回りは0.32%、新発30年債利回りは0.48%と、いずれも5月以来の水準まで上昇
  • 新発40年債利回りは0.51%と6月以来の水準まで上昇
  • 新発10年債利回りはマイナス0.04%と4月以来の高水準
  • 長期国債先物12月物の終値は43銭安の152円59銭で安値引け

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 30年入札は利回りが上昇していたのでもっと買いが入ると思っていたが、思ったより弱い結果だった
  • 潜在的な需要はあるので生命保険などが動き出せば相場も少し落ち着くが、日本銀行の国債買い入れオペが減額される中で供給が続くため、様子見になっている
  • 中長期金利もかなり上昇した。キャピタル狙いの買いはありそうだが、国内投資家が買うかと言えば、マイナス金利深掘り期待が高まらないと盛り上がらない

三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 米国株が史上最高値を更新しそうな勢いで、債券相場の重しになっており、30年入札の低調な結果を受けて下げ幅を拡大した
  • 債券から株式への資金フローが明確になっている
  • 米中協議が大きくもの別れすることはないだろうと市場はみており、関税合戦の悪化は避けられそう。米経済指標も底堅く、景気の前向き感を意識
新発40年物国債利回りの推移

30年債入札

  • 最低落札価格98円30銭と、ブルームバーグがまとめた市場予想98円40銭を下回る
  • 応札倍率3.66倍と前回3.87倍から低下。テール(最低と平均落札価格の差)は16銭と前回6銭から拡大
  • 三井住友トラストAMの押久保氏
    • 今後6週間、超長期債の入札が続くので、急いで買う必要はなかったという向きもあっただろう
    • 需給的に若干逆風なところがあるスケジュールで、投資家がやや悠長に構えているところもある
    • 備考:過去の30年国債入札の結果一覧

背景

  • この日の日経平均株価の終値は前日比0.8%高の2万3520円01銭
  • 東京市場の円相場は1ドル=109円台前半で推移

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債 5年債 10年債 20年債 30年債 40年債
-0.175% -0.165% -0.040% 0.320% 0.480% 0.505%
前日比 +2.0bp +3.0bp +3.0bp +2.5bp +3.0bp +2.5bp

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